拙者の実家の犬(Coco,♀,パピヨン,4歳)は大変に気が弱く,
他の犬がよってくると吠える上に相手の犬が近寄ると思わずかみつく。
が,家族に対してはとってもフレンドリーだ。
あと,子供が苦手。
子供の声がすると帰りたがる。
そんなCocoをお散歩するのは一苦労だ。
まず,突然に走り出す。
まあ,小型犬なので大して速くないのが幸いか。
しかし,急に立ち止まられるとこちらも慣性力の強い身体のため,
なかなか止まるのは大変だ。
人間様は延々30分ほど歩いたり走ったりの繰り返しだが,
Cocoは終盤疲れてくると歩くのをいやがる。
そんなときは抱きかかえて運ばねばならない。
これもまた一苦労だ。
本当に小型犬で良かったと思う。
どういう訳だか普段は一緒にいない拙者になつき,
夜になると拙者の布団の上で気持ちよさそうに寝ている。
その間,拙者は寝られないわけだが。
拙者が眠るときは「ハウス!」といって檻の中へ連れて行かねばならぬ。
しかし,愛玩動物というのはこれらそれなりの苦労があっても,
全くそれを厭わずにかわいがることができるものである。
以前は猫(Jupi,♀,アメショの雑種,2005年1月 他界)がおったが,
こいつは全く人間様の都合など考えず,
自分の気の向くままに生活しておる。
彼女が人間様に媚びを売るのは決まってメシ時だった。
しかし,犬はいつでもフレンドリーだ。
フレンドリーすぎてちょっと疲れるくらいだ。
世間には犬派と猫派に分かれるらしいが,
犬派のご主人はきちんとしておる。
しつけもきちんとしてある程度ペットと距離を保っている。
しかし,猫派のご主人はデレデレだ。
『猫かわいがり』という言葉がぴったり来るくらい。
猫キチ●イとも言うべき彼らは,
猫のために人生を捧げてもいいような奴らばかりである。
はっきり言って危険極まりない。
そんな拙者は犬も猫も愛するのであるが邪道であろうか。
Cocoの近影